エチオピアと ほぼお向かいさんの イエメンが好き。
世界的にコーヒーブームが再熱してるらしい。
「再熱」とは書いたけど、どちらかというと今までのブームが形を変えてジワジワと拡大してきているというのがホントのところなのかもしれない。
カリフォルニア系のロースターたちがはじめた、高品質の豆をやや浅煎りで提供するスタイルで、都会はもちろん地方にも若い焙煎士さんやバリスタさんたちが次々オープンさせているコーヒーショップ。これがサードウェーブと呼ばれているものだ。まだまだ現在進行形という感もあるけど、続けてフォースウェーブがきたことになる。サードウェーブ的な高品質コーヒーを自宅で飲む。この傾向でのコーヒー消費量が急増していることで新しいブームと認定されているっぽい。
ぼくもこの数年は家にいる時間が長くなったこともあり、自宅でコーヒーを飲むことが増えた。図らずも時代の波に乗っていたのである。
何はともあれ自宅で飲むコーヒーを美味しくするなら豆の用意。これにつきる。好みのコーヒー豆を見つけることができたらそれだけで幸福度が上がるのは確実なのだ。あとは、できればミル付きのコーヒーメーカーは欲しいところ。ツインバードとか価格的にも買いやすいしオススメ。ミルの掃除もしやすいしコスパ的にも優れていると思う。
味については好みがあるからどこの豆が美味しいとは一概には言えないけれど、産地と豆の品種である程度は味の方向性が決まってくる。アフリカとか南米・中米、アジア圏とか地域毎にいくつか豆を買ってみて、自分がどの地域の豆が好みか把握すると良いんじゃないかな。ブレンドではなく農園まで記載されたスペシャリティコーヒーなら、より違いもわかりやすいはず。ちなみに、ぼくは紅海を挟んでほぼお向かいさんのエチオピアとイエメンのモカ系の豆を浅めに焙煎した紅茶みたいな華やかな系統のものが好みです。エチオピアと同じアフリカでも内陸の方にいくとコクがあるものが増えるから深煎りに寄せてケーキとか甘味物とかと一緒にセカンドウェーブ的な味を楽しむもいいよね。マレーシアとか中国とか東南アジア系はいかにもコーヒー新興国という感じで個性的だからシングルで飲むのも良いけどブレンドにして隠し味的に味の複雑さを出すといかにも「通」て感じになると思う。違いの分かる大人、というやつだ。
今ではスペシャリティコーヒーでもネットでお取り寄せできるし、もう少ししたら自宅用の小型焙煎機がお手軽な価格で出てくるだろうから、生豆買って自分の好みの焙煎で飲むとかできるんじゃないかな。まあ、外で飲むコーヒーと自宅で飲むのとは違う楽しみだからコーヒーショップがなくなることはないだろう。味のわかるお客さんが増えたら、その分需要も増えて、美味しいカフェやコーヒーショップがもっと出てくるだろうし、ホント良い時代になったよね。
ここまで読んでくれてありがとう。今日はエチオピアのコーヒーを飲みながら書いたのでちょっと優しい文体です。
書いた人
セソコヨシアキ
株式会社フルイカノス代表取締役。
生まれてこの方ずっとセソコな人。これまで過ごした場所は沖縄と東京と岐阜。鎌倉も含め4ヶ所くらいを行ったり来たり。あと富士山頂にも2週間ほど滞在したことがあります。